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※こちらのイラストは2019年12月に描いたものです。


京都駅からバスで「堀川中立売(ほりかわなかだちうり)」まで約20分。

バス停を降りて少し歩くと、レトロな雰囲気漂う【戻橋】さんが見えてきます。


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大きなショーウィンドウに、アンティーク着物が展示されていますので、遠くからでもすぐに分かりますね。

コロンとした四角の看板にもきちんと店名が書いてあるので、初めて戻橋さんに行かれる方にも安心です。


私、お恥ずかしながら着物を始めたての頃は、
「着物を着たいけど、どこで買えばいいのか分からない」
という状態で、リサイクル着物という存在を知りませんでした。

家族や友人から譲ってもらった着物を片手に、「この着物に合う帯をください」と勇気を出して呉服屋さんを訪ねたのも、今ではもはや笑い話です。笑


自分がどんな着物を着たいのか、どんなコーディネートが好きなのかも分からないまま呉服屋さんで新品の高額商品を見せてもらい、

「考えます。。。」

と言って帰る日々を送っていました。

今考えると、完全に冷やかしですね。笑


でも、本気だったんです。本当に着物が着たくて悩んでいたんです。

着たいけど、本当にそのコーディネートが合っているのかも分からないまま何万円もポンと出せるような度胸もありませんでした。笑


そんな中でツイッターで知ったのが、戻橋さんの存在でした。


なんと、フリマの日は着物も、帯も、羽織も、小物も、そのフロアにあるもの全てがどれでも一律500円だというのです。


えっ。。。
魅力的すぎませんか?!


初めてお邪魔したのは、2017年3月。
友達と店内で合流する形で行きました。

もちろんまだ着付けはできなかったので洋服です。
上の子がまだ赤ちゃんだったので、店内を見て回れるよう抱っこ紐での参戦です。笑

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クソ暑かったです。笑



店内は、1階がアンティーク着物、二階がギャラリー?、3階がフリマ会場になっています。

3階は、アンティーク着物よりも現代物が多いですね〜


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とにかく、店内にぎっしりと商品がたくさんある!

しかも、呉服屋さんでは緊張してあれもこれも見て回れなかったけど、ここにあるものは見放題、触り放題!


実際に自分の好きなものを手に取って吟味する楽しさを初めて味わうことができました。


ワクワク感はんぱないです。


同時に思ったのが、
「これは勉強してきたほうがもっと面白いな」ということ。

2017年当時はまだまだ勉強不足で、着物の格について少し触っていた程度でした。

なんだかよく分からないまま、自分が素敵だなと思う物をいくつか買いました。

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上から
羽織、名古屋帯、訪問着。

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左上から
名古屋帯、厚手の名古屋帯、江戸小紋、浴衣。


当時はよく理解せずに買ったものたちですが…

実は、今では多くのアイテムがスタメン入りしています。

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こちらの浴衣は2020年の現在、めちゃくちゃ重宝してますね。

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こちらの帯と羽織は本当にお気に入りで使い勝手が良くて、たくさん着てます!

※なんか後ろに子どもがインしちゃってますね笑
心霊写真じゃないのであしからず、、w

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訪問着と、厚手の名古屋帯。


余談ですが
一般的には訪問着には袋帯を合わせることになっているのですが、、、

この名古屋帯、厚手だし、錦糸がふんだんに使われていて豪華なので、私の勝手な予想ですが、

元々は袋帯だったけど、名古屋帯に直されたものでは??と名探偵ごっこをしています。

実はこういうことがたまにあるんですよね。

袋帯で仕立てたけど重くて使いにくいし、しばらく式典に出る予定もないから普段用に帯を仕立て直しちゃおう!ということが、、、。

なので「フォーマル用です」みたいな顔をした名古屋帯がけっこうな割合で存在しているのもこの理由です。笑


訪問着に名古屋帯を合わせるのって、格が違うものを合わせてはいけないんでは、、?
と当時は思っていたのですが、別に式典に出るわけでもなく趣味で着ているだけですし、上記の理由があると決めつけて

今では好き勝手に合わせて楽しんでいますね。笑

着物と帯の雰囲気が合っていて、自分が納得していればオーケーオーケーみたいな。あはは


2017年の当時は正絹とポリエステルの違いも全くわかりませんでしたし(いや今でもわからないものたくさんある!)
着物の種類や、自分に合うコーディネートもどういう雰囲気がいいのか分かりませんでした。

リサイクル着物のお店で実際に見て、触って、肌で感じることで、少しずついろんなことが分かってきました。

やっぱり着物は触ってみないと分からないですね。


触れば触るほど知識量が増えて、脳内がアップデートします。


着物を始めてみたい方、まだ自分にはどんな着物が似合うのかが分からない方は、まずはリサイクル着物ショップに行ってたくさんの素敵な出会いをしてみてくださいね。

戻橋さんなら、着物に慣れてきたら1階の高価なアンティーク着物(高価と言ってもお手頃なものから5〜6,000円くらいかな?)も置かれていますので、
500円均一のお品とは何が違うのかも同時に学ぶことができます。

やっぱりいい値段が付けられている着物は、アンティークとして素晴らしいデザインであったり状態が良かったりと、それ相応の理由がありますね。


ちなみに。
アンティーク着物でもビックリするほどお安く売ってくださる穴場的なお店も知っていますので、そちらはまた今度ご紹介させていただきますね。


それでは、最後までお読みくださりありがとうございました!


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2019年の、冒頭イラストでの実際のコーディネート